先日、ノンジアミンカラーとヘナを研究しているブログを書きましたが、やはり皆様お悩みなのですね、PV数がかなりございます。
当店では今まで髪質改善のメニューをメインとしてホームページに記載しておりましたが、実はあまりメニューがごちゃごちゃするから載せていなかっただけで、
ノンジアミンカラーとヘナも研究して施術はしていたんですよね、
ですが、一番皆様が髪でお悩みだったのが、
「ウネリ、チリチリ、パサパサ」で悩んでいる、方が大多数だったもので、まずはケミカル的施術で髪を美髪に整形してから、
・見た目と手触りが良くなると自己肯定感が上がりますので、そこから綺麗にしていきましょね、というアプローチをしていたのです。
ですが、だいたいお悩みのご年齢が、40代以降のお客様で占められ、カウンセリングでいろいろお聞きしてみると
・実は髪のうねりも悩みだけど、白髪も出てきてそれも悩み
・白髪染めもやってみたら、頭皮が痒くなってしまった
・明るい白髪染めをしたら髪の毛が傷んでしまった(それはパワーが強いので当たりまえなのですが、いかんせん説明が足りなかった感が)
・ヘナっていろいろ昔から聞いているけどどんな物なの?なんとなくは知ってるけど、、、
みたいなお悩みも多数あるんですよね、インスタや、施術事例に載せていなかっただけで、実はたくさんいらっしゃるんです。
という中で、そもそも論になるんですけど、
通常のヘアカラー(アルカリカラー)は色が明るくなる作用と色を入れ込む作用があって、
明るくなる作用➔頭皮に塗ってピリピリする方がいる
色を入れ込む作用➔サロンから帰った後日に痒くなる、もしくは過激な反応だと当日中に腫れてしまう
の2種類が頭皮への反応で大まかにいうとございます。
それが顕著に表れて、ゆくゆくが心配な方、お医者さんにカラーを止められている方、アルカリカラーという物自体が心配な方、
今までヘナをいうフレーズを聞いてきたけど、実際どんな施術なのか、良くわからない方
カラーを頭皮や髪の毛に付けて様々な不安がある方に向けて、改善(解消)する施術をこれからいろいろお伝えしていこうと思います。
まず、最初は、「ジアミン」が入っていないヘアカラー「ノンジアミンカラー」について書こうと思います。
とても詳しいわけではないので一般の方にわかりやすい簡単な説明でお伝えしようと思います。
①ジアミンが入っていないという事のメリットは
・ジアミンアレルギー(ジアミンという染料にかぶれてしまう方)でも髪の毛を染められる
に尽きると思います。
今まで白髪を染めていて、アレルギーになってしまい、染めるのをあきらめてしまったけど、白髪を染めたいという方に
とても向いてます。
そもそも論になりますが、
まず今回のブログは「白髪を染めたいけどジアミンが入っていて諦めた方」向けになりますので、
明るく染めたい、白髪はないけどジアミンが入ってないカラーで発色の良いヘアカラーがしたい、方向けではありませんので
ご注意ください。
②ジアミンが入ってないヘアカラーには大きく分類すると2種類あります。
・フェノール系染料が入ったカラー剤
こちらは通常の白髪染めに近い染まりあがりで、比較的色持ちもよく、色味が長続きします。やはり「白髪を綺麗に染める」という
目標に対しては、明るさや色味はあまり選べませんが、こげ茶くらいでしたら綺麗に染まります。
ですが、ジアミンだけがアレルギーの対象になっている訳ではありませんので、フェノール染料が必ず被れない、という事ではありません。
とにかく心配な方は必ずパッチテストを行ってから染める事が必須となります。
・もう一つのノンジアミン染料 塩基性染料、HC染料のカラー剤
こちらは先ほどのフェノール系染料よりかゆくなったり、被れたりすることが少ない染料のカラー剤になります。
よく、若い方がブリーチをして金髪にした後に、発色のよい黄色や、青、赤、ピンクなどにしていますが、その時に使用するカラー剤に
よく選ばれます。
こちらも白髪に染めるタイプの茶色や黒色のカラー剤がございますので、頭皮が心配な方で白髪に染めてみたい、という方は
こちらをお勧めする事が多いと思います。
メーカーさんでいうとノジアというメーカーさんが有名です。
私も使っております。
こちらのデメリットは、確実に色落ちが早いという事です。
やはり深く綺麗に染まるジアミンを使用していなく、かつ綺麗に染める為の企業努力で近年使われているカラー剤ではありますが、
絶対的に色落ちが早いです。
ですが、こちらも考え方になりますが、綺麗に深く染まると、すぐ伸びてきた箇所の境目が目立ってしまいますが、徐々に色落ちしていく事
によって境目がボケて見えますので、こちらの方が伸びても気づきにくい、というお客様もいらっしゃいます。
何事も考え方、という事でもあります。
ですが、こちらの染料は専用のシャンプー剤がありまして、かなり色落ちを抑えられますので、専用シャンプーをお使いになられたら、
対処が可能です。
当店ではノンジアミンカラーのノジアを使用したヘアカラーのお客様には専用シャンプーを初回無料でお渡ししておりますので、
ご自宅にて予防が可能になります。
フェノール系染料でお染めになられた方は初回にお渡しするシャンプー、トリートメントがございますので、ご来店の際にお伝えいたします。
では、あまり長々と細かい説明も飽きてきてしまいますので、実際のノンジアミンカラーの施術をご覧くださいね。
今回のお客様
半年前くらいからジアミンカラーをしていると頭皮が痒くなってしまい、そこからジアミンカラーを中止して、ご自宅で
トリートメントカラー(色のついたトリートメント、簡易的な白髪ぼかし)をされていたお客様です。
ちょっとインスタにも掲載する為の画像なので、文字などがはいっておりますが、ご了承ください。
はい、実際に写真で見てみるとはっきりわかりますよね、これでも肉眼で見るとちょっとカラートリートメントの部分は色が
入ってはいるんです、でも、髪の毛の深くまでは染まっていませんよね💦
それに対して下の部分は、白い箇所が全然わかりませんね、これがしっかり髪の毛の奥まで染まっている状態になります。
アレルギーに関しては、本当に「人それぞれ」の状態になります、私も30年ほど美容師をしておりますが、確率としては
ジアミンカラーをして急性のアレルギー症状がでた方(急激に顔が腫れる、呼吸が苦しくなる、救急車で搬送しないと危険な
状態)になる方は一人もいらっしゃいませんでした、ですが、後日頭皮が痒くなり、頭皮のフケが多くでてしまって、カラーを
するのが怖くなり、カラーをやめてしまった、という方は年に1,2名いらっしゃるかな、という認識になってます。
なので、細かく、詳しく問診をして、どんな時にどんな症状がでて、どんな対処をして、どのくらい時間が経過しているのが、
本日どうなりたいのか、どこまで納得できるのか、などなどをお医者さんと同じような問診をさせて頂く事をしっかりしております。
今回はノジアを使用しました。
調合はお客様で全然違う調合になりますので、割愛させていただきますが、当店で今まで学んできた、できるだけ頭皮に負担を
かけずにできるだけ染まるようにする前処理などなどをさせて頂き、塗布➔時間放置➔シャンプー➔スタイリングまでした
afterの写真がこちらになります。
はい、染まっておりますね😊
ここまで染まりますと、なかなかご満足いただけるのではないかと思います。
そして、こちらのお客様のリアルな後日談としては、
「カラーをした次の日に頭皮が痒くなった」そうです。こちらはお客様のトリートメントカラーでも痒くなる事をカウンセリングでお聞きしていたので、
その時の選択肢の中で、ジアミンカラーをしていた時のような痒みや時間経過はなかったので、こちらのカラー技法を試してみてもよい、と
お互い確認した上での施術ですので、問題はないかと思います。
痒みが何週間も続く、なんて事がありましたら、それは問題ですが、数日でなくなる、ジアミンは入ってない、比較的頭皮に優しい技法や材料としては
良いかと思います。
あとは、お客様が、どこまで頭皮の刺激に心配な気持ちがあるのか、色の染まり具合にどこまで求めるのか、によって全然対処が変化していきます。
次回は頭皮近くから塗る面積を多くする、とか、シャンプーの時間を長くとる、とか、調合を変える、とかいろいろな対処法がございます。
根元の染まり具合のアップになります。
こちらのお客様の染め方としても、頭皮にたっぷりベタベタ塗った訳ではありませんので、様々な施術方法がございます。
こうやって、長期的にお客様と一緒に寄り添うサロンとして頭皮や髪の毛に不安をかかえていらっしゃるお客様と
一緒に考えていきたいと思っております。
ジアミンを心配される方への基本的なサロン環境としては
・専用カップ、専用ハケ、専用タオル、専用クロス、などを使用
・公式LINEなどを登録して頂いた方には後日の状態をお聞きするアフターカウンセリング
・それのご感想や、染まりあがりによって次回のカラーリング技法の見直し、レシピの変更
などを細かくお客様お客様で細かく調整させて頂く事がかなり重要だと思いますので、当サロンとしては末永く頭皮や髪の毛の傷みに
心配な方とお付き合いさせて頂きたく思います。
また施術事例を書きますので、ご覧くださいませ。
当サロンのブログは良い事ばかり書くブログではありませんが、真実に近い内容と思って頂ければと思います。
・非常に傷んだ髪の毛を再生できる、治せるという事もありません
・頭皮に絶対沁みません、という材料もございません
ですが、日々の勉強等によって、お客様のお悩みを解決できる割合は高いと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。